エフィカシーとセルフエスティーム

エフィカシーとセルフエスティーム

前回、エフィカシーについて書きましたが、
もう一つ非常に重要な概念に、
セルフエスティームというものがあります。

エフィカシー(efficasy)が、
『自分の能力に対する自己評価』に対し、
セルフエスティーム(self esteem)は、
『自分自身の本来的な自己評価』です。
 
 
もう少し噛み砕いてみます。

エフィカシー(自己効力感)は、
具体的な目標へ到達するため、
自分に能力があることを認める感覚。
希望を叶えるため能力を発揮する、
【未来】の自己評価。

セルフエスティーム(自己肯定感)は、
自尊心、自尊感情。
短所を含め、ありのままの自分を受け入れ、
本来的な価値を自分で認める感覚。
【現在】の自己評価。
 
 
いずれも自分を肯定するという概念の
共通性はあるものの、本質的に違いがあり、
そのため、形成過程も違うものとなります。

エフィカシーは、主に自分の成功体験や、
他人の達成体験の観察の積み重ねによって
育まれるといわれています。

それに対し、セルフエスティームとは、
幼少期に親や周囲から無条件に愛され、
認められた経験によって
育まれるといわれています。
万一、幼少期にそのような体験が
希少だったとしても、
または更に高める方法として、
自分ときちんと向かい合い、
他者と愛情、理解、信頼のある関係を築き、
尊重することで形成されます。
 
 
目的を達成するためには
エフィカシー(自己効力感)を
高める必要があり、
それを保ち続けるためには、
セルフエスティーム(自己肯定感)が
不可欠であるということです。
 
ビジネスで成功することや、
次のステージへ登ろうと努力する日々の中、
本当に達成出来るのかと心配になったり、
成果が出ないことに不安にもなります。
自分に苛立つこともあるでしょう。

そんな時でこそ、
ありのままの現在の自分を偽らず、
卑しめることなく評価すること。
仲間や家族との関係を円滑にすること、
理解し信じ合うこと。
 
 
これも一つの「初心忘るべからず」ですね。